確定申告しないとどうなる?

現代は、インターネットの普及により、一般の方が様々なビジネスを始めやすくなりました。
しかし、どんなビジネスであれ、収入が発生した場合、確定申告を行う可能性が出てくる場合があります。どのような場面で、確定申告が必要となってくるのでしょうか。
もしも、確定申告をしない場合には、どうなるのでしょうか。
・確定申告が必要かどうかを確認しておく
個人事業主の方などは、毎年、確定申告をされているため、収入に対する確定申告を忘れることは、ほとんどありません。
サラリーマンの方の場合、年間の給与が2000万円を超える場合には、年末調整ができないため、確定申告をする必要があります。
しかし、このような場合以外にも、副業を持っている場合には、確定申告をする必要があります。副業の収入が年間20万円以下であれば、確定申告の必要はありませんが、年間20万円を超えた場合には、確定申告をする必要があります。中には、副業に関する収入に対して、確定申告を忘れてしまう方もいらっしゃるかもしれませんが、確定申告を忘れてしまうと、納税の面で大変なことになる場合もあるため、忘れないように確定申告をするようにしましょう。
・確定申告をしないとどうなる?
確定申告をしないまま放置した際、万が一、そのことが発覚した場合に、税金が加算されて納税する義務が発生します。
このような場合、過去7年まで遡り、納税を請求されることになります。もちろん、過去納税を忘れている金額の分に、すべて税金が加算される上に、放置した年月分の延滞税を支払う義務が発生するため、最終的にはかなりの金額になってしまう場合もあります。
例えば、申告しなかった収入金額が50万円以下である場合、その金額に対して15%が課税されます。50万円以上である場合、その金額に対して20%が課税されます。そして、放置していた期間に対して、14.6%の延滞税が発生します。
これらのすべてを合計した金額を、全額支払うことになるため、結果的に損失となってしまうこともありえます。きちんと確定申告をしておくことで、このような事態にならずに済みます。